はじめに
2024年3月9日に愛知県長久手市にある介助犬訓練センター「シンシアの丘」の見学会に参加してきました。
介助犬の説明や施設内の見学、介助犬による実演、介助犬ユーザーさんのお話など2時間たっぷり話を聞かせていただきました。
もっとたくさんの方にも知って頂きたいと思い、今回は介助犬をテーマにご紹介します。
介助犬支援の参加方法についても書いてあるので、この記事を見て興味をもった方は、ぜひ参加してみてくださいね!
介助犬ってなに?
盲導犬とは違うの?
盲導犬とは違うお仕事をしているんだよ。まだまだみんなに知られていない介助犬について一緒にみてみよう!
介助犬の役割と重要性
介助犬とは
手や足が不自由な人が一人でできないできないことをお手伝いする犬のことをいいます。
盲導犬と同じように電車やバスに乗ったり、お店の中に入ることも許可されていると法律で決められている補助犬の一つです。
ちなみに補助犬として活躍する犬には、盲導犬、介助犬の他に、聴導犬もいますよ。
介助犬のお仕事とは
手や足に障害のある人の日常生活動作のサポートをしているよ。
代表的なものには、
- 着替えの手伝い
- ドアのあけしめ
- 携帯電話、子機電話を持ってくる
- カギやペンなど床に落としたものを拾う
- 冷蔵庫から飲み物をもってくる などが挙げられます。
見学会でも介助犬による介助実演があるので、普段のお仕事風景がイメージがしやすかったです。
ちなみに実演内容は、
- 床に落としたお金(コイン)を拾う
- 床に落としたカギを拾う
- 隠したスマホを探しだす
- 冷蔵庫の中からペットボトルを取り出す
- 靴下を脱がし、脱がした靴下を洗濯かごにいれる
介助犬が常にしっぽをフリフリして実演してて楽しそうだったな。ほめられるとどや顔してるのもかわいかったな。
介助犬に向いている子の性格は、あまり真面目すぎず、オンオフの切り替えがない子の方が向いているそうですよ。
介助犬にやってはいけない行動
- 声をかける
- さわったり、不用意に接近すること
- 食べ物をあげること
町で出会う介助犬は、たとえ寝ているときだってお仕事中です。彼らのお仕事の邪魔にならないようにそっと見守ってあげましょう。
協会の人が「やさしい無視をおねがいします」って言ってたよ。
だけどユーザーさんが困っていたら、「何か手伝えることはありませんか」と積極的に声をかけようね。
介助犬支援への参加方法
「介助犬をもっと応援したい」っと思った方!
それでは次は介助犬支援する方法をご紹介したいと思います。
寄付による支援方法
ふるさと納税を通じて支援
このプログラムでは、ふるさと納税を通じて特定の自治体に寄付できます。寄付者は税制優遇を受けつつ、社会貢献にもつながる仕組みとなっています。
チャリティーグッズの購入
介助犬育成につながるチャリティーグッズを購入することができます。その購入代金が介助犬支援に充てられ、介助犬の育成や訓練に役立ちます。
見学会場にもグッズがたくさん置いてありますし、オンラインショッピングでも注文可能です!
ボランティア活動による支援方法
ボランティアが介助犬訓練や育成に参加する方法があります。
- パピーホーム(介助犬の候補生を1歳になるまで育てる)
- 繁殖犬お預かりボランティア
- キャリアチェンジ犬ファミリー
- PR犬(訓練犬)お預かりボランティア
時期によっては募集していないこともあるので、注意してください。
なお施設内の清掃、犬舎作業の手伝い、会報発送などの事務作業などのボランティア活動も募集していますよ。
まとめと見学会の感想
2時間があっという間に終わってしまう程、介助犬の意義や能力に圧倒されていました。
特に印象に残ったのは、介助犬ユーザーさんのお話でした。
介助犬とともに生活する前はコンビニに行くこともハードルが高く引きこもっていた生活が一変し、外出することが楽しくなったと言われていました。
ユーザーさんと介助犬の信頼関係は素晴らしく、介助犬の大切さを改めて感じさせてくれました。
みなさんも介助犬とそのハンドラーの素晴らしい仕事を間近で見ることができる見学会にぜひ参加してみてくださいね。
月に一回定期的に開催していますが、事前に予約が必要なので、注意してくださいね。
なお毎年5月頃に介助犬フェスタも開催されるので、こちらもチェックしてみてくださいね。