はじめに
一人っ子家庭で犬を飼うことには、子供の成長や情操教育に良い影響があるのをご存じでしょうか。
「一人っ子だとさみしいのでは…」「子供がペットを飼いたがっている」と考え、犬を迎えるか迷っているご家庭も多いと思います。
実際、一人っ子にとって犬は心の支えとなり、ときには兄弟のように寄り添って成長を共にする存在です。
この記事では、一人っ子(6歳)と犬2匹を育てている筆者の体験をもとに、犬を飼うことで得られる3つの効果と、迎える前に知っておきたい注意点をまとめました。
「犬を飼うことで子供にどんな変化があるのか」を知りたい方は、ぜひ参考にしてください。
犬が一人っ子にもたらす3つの効果
①心理的な効果
子供の情操教育に犬を飼うことは有効だと言われています。
犬と一緒に遊んだり散歩したりすることで、子供は心の豊かさを育むことができます。
特に一人っ子は兄弟がいる場合より、犬を兄弟とみなす傾向があり、常に一緒にいる犬は、一人っ子にとって心の拠り所となるでしょう。

② 責任感と社会性の向上
犬を飼うことは遊びではなく、毎日の世話や健康管理が欠かせません。
その過程で子供は「生き物の命を預かる責任」を自然と学びます。
さらに、犬との関わりを通じて、子供は愛情や意思疎通を理解し、相手の気持ちを読む能力が養われます。コミュニケーション能力の向上も期待できます。

③健康面での効果
犬と散歩をすることで運動量が増え、運動不足の解消や体力づくりに効果があります。
また、犬とのスキンシップはストレスの軽減にもつながり、リラックス効果やメンタル面の安定も期待できます。
特に現代は屋内で過ごす時間が長くなりがちですが、犬のおかげで自然と外遊びや運動の習慣ができるのは大きなメリットです。

犬を飼う前に考えたい4つの注意点
①犬アレルギー
飼い始めてからアレルギー症状が出てしまうと、育てられなくなるリスクがあります。
迎える前に犬と触れ合える施設で確認しておくのがおすすめです。
我が家では空気清浄機を活用して環境を整えています。
②誤飲のリスク
子供や若い犬は何でも口に入れてしまうため、誤飲には注意が必要です。
ビー玉やレゴのような小物は特に危険なので、床に放置しない習慣をつけましょう。
筆者は、子供と犬を2人きりにしないことを徹底していました。
③ 飼育にかかる費用
犬の飼育には、フード代やワクチン代、トイレシート代、トリミング代などがかかります。
我が家の場合、小型犬で年間10〜15万円、中型犬なら20万円前後かかります。
病気になったときの医療費も高額になりやすいため、ペット保険への加入をおすすめします。
④旅行やお出かけが制限される
犬を飼うと、自由に旅行や外出がしづらくなります。
ペットホテルや動物病院に預ける準備をしたり、ペット同伴可の宿泊先を探したりと、計画性が必要です。
少し不便ではありますが、その分「犬と一緒に楽しめる場所」を探す楽しみも生まれます。

実際の一人っ子と犬の日常生活
我が家では10歳と1歳の犬を飼っています。
1匹は子供が生まれる前から飼っていて、もう一匹は子供が5才の時に迎えました。
シニア犬には段差が登れないときに持ち上げたりなど常にやさしく接し、若い犬とは遊びやけんかを通じて自然に力加減を学んでいました。
一人っ子は犬との関わりの中で、兄弟がいなくても社会性を育てることができています。
今では、お出かけするときは必ず「犬と一緒がいい」と言うほど、大の仲良しです。
※多頭飼いに興味がある方は、【多頭飼いを始めたい方へ!実体験から徹底解説】もあわせてご覧ください。
まとめ
犬を飼うことは楽しいだけでなく、責任や準備も必要です。
しかし、一人っ子家庭にとって犬は、孤独感をやわらげ、責任感や社会性を育み、健康面でも良い影響を与えてくれます。
「子供が何歳のときに犬を迎えるのがよいか」については、【犬は子供が何歳の時に飼ったほうがいい?】で詳しく紹介しています。
犬とともに成長する喜びを感じながら、素敵な生活を始めてみてはいかがでしょうか。
