はじめに
「犬を飼うなら、子供が何歳のときがいいの?」
子育て中のご家庭なら、一度は考えたことがあるのではないでしょうか。
犬を飼うことは、子供の情操教育や責任感を育むうえでとても良い経験になります。
しかし同時に、世話や費用、家族全体への負担も伴います。家庭のライフスタイルや子供の発達段階によって、犬を迎えるベストなタイミングは大きく変わります。
この記事では、筆者の実体験を交えながら「犬は子供が何歳の時に飼うのがいいのか」を発達段階ごとにメリット・デメリットを整理しました。さらに、それぞれの時期に役立つおすすめアイテムも紹介します。
家族で犬を迎えることを検討している方は、ぜひ参考にしてください。
犬を子供より先に迎えた場合
メリット
- 犬が先に成長しているため、落ち着いた性格になりやすい
- 子供が生まれる頃には信頼関係ができており、甘噛みやしつけの問題が少ない
デメリット
- 妊娠中や出産直後は体調が不安定になりやすく、散歩や世話が負担に
- 家族の協力がないと世話が難しい
ポイント:犬を先に迎えるなら、夫婦や家族での協力体制を整えることが欠かせません。

子供が乳児期のときに迎えた場合
メリット
- 飼育経験がある家庭なら、赤ちゃんと犬が同時に成長する環境を作れる
- 兄弟や祖父母などサポートがある場合は育てやすい
デメリット
- 赤ちゃんのお世話に手いっぱいで犬へのケアが後回しになりがち
- 妊娠中と同じく体調不良や寝不足で散歩や世話が難しい
- 犬に寂しさやストレスが溜まる可能性も
おすすめアイテム
- オンリースタイル「トミカおねしょシーツ」
赤ちゃんのミルクこぼしやおむつ漏れにも対応でき、防水加工で掃除がラク。トミカ好きにはぴったりです♪

子供が幼児期のときに迎えた場合
メリット
- 子供が自分のことをある程度できるようになるため、犬のお世話を少しずつ任せられる
- 遊びや食事の手伝いを通して、責任感や思いやりを育てやすい
デメリット
- まだ完全には任せられず、結局は親のサポートが必要
- 子供の性格によっては声かけがないと世話を忘れがち
おすすめアイテム
- サークルやフェンス
子供と犬の生活スペースを分けることで安心して過ごせます。独立型は特に便利で、筆者の家庭でも娘が生まれた頃から愛用中。
- 犬との絆を描いた絵本「ずーっとずっとだいすきだよ」
犬を迎える楽しさだけでなく、命の大切さや別れについて考えるきっかけになります。

子供が学童期のときに迎えた場合
メリット
- 散歩や簡単なお世話を子供自身ができるようになる
- 思春期に入る前の心の安定やストレス緩和にもつながる
- 犬が「心の支え」として寄り添う存在になる
デメリット
- 学校や習い事、友達との予定で忙しくなると、世話が後回しになる
- 責任感を持たせるためには、親のフォローが必要
おすすめアイテム
- ペット用おもちゃ・トレーニンググッズ
フリスビーやボールで犬と一緒に遊びながら絆を深められます。 - 子供向けペットケアキット
ブラッシングや歯磨きなどのお世話を子供に任せることで、自立心を育てられます。 - 散歩用品(リード・ハーネス・散歩バッグ)
親子で会話を楽しみながら散歩でき、スマホ時間を減らす効果も。 - 犬用アウトドアグッズや旅行グッズ
折りたたみベッドやキャリーを活用すれば、旅行先でも家族の一員として一緒に過ごせます。
→ 実際に筆者が使っている【多頭用ペットカートを本音レビュー!口コミとの違いと使ってわかったメリット・デメリット】も参考になります。

まとめ
犬の飼育経験がなければ、個人的には子供が先、犬は後からの方がいいと考えています。
理由は2つあります。
1つめは、家庭環境や子供の成熟度によって最適な年齢は変わりますが、責任を持ってお世話できるのは一般的に 6歳以上 が目安とされています。
一方で、獣医師の西井丈博先生は「3〜4歳ごろに犬を迎えると感受性や思いやりが育ちやすい」とも述べています(参考:講談社コクリコ「子どもと初めてのペット」)。
つまり、どの年齢がベストかは家庭のサポート体制によって変わると言えるでしょう。
2つめは、子供が犬アレルギーで飼えないという悲しい事態を防ぐためです。飼ってから発症することもあるため、事前に犬と触れ合える施設で確認することを強くおすすめします。
さらに、麻布大学の研究では、学童期(10〜12歳)に犬を飼うことが心理的な安定やメンタルヘルスに好影響をもたらすと報告されています(参考:麻布大学「イヌの飼育で思春期児童のメンタルヘルスを改善」)。
なにはともあれ、家族の協力は必須です。犬を飼うということは、家族全体での決定とサポートが重要になります。
家族とよく話し合って、今の生活スタイルに合ったベストなタイミングを選んでみてくださいね。