はじめに
「こういう不安ありませんか?」
・親の様子がなんとなく気になる
・実家のことが少し心配
・でも何から始めればいいかわからない
実際の現場でも、
「親の気持ちや考えをきちんと聞けていなかった」と後悔する声も多くあります。
親の入院や体調の変化をきっかけに、お金に関して不安になる方は多いです。
でも、いざ確認しようと思っても
「通帳を見せて」とは言いにくいものですよね。
今回は、親のお金のことを自然に確認する方法として、
エンディングノートの活用と、現場で感じる「もっと早くやっておけばよかった」というポイントを解説します。
🔗関連記事:親が心配になったときに、まず何を確認すればいいかはこちらにまとめています

いきなり通帳は難しい…だからエンディングノート
親にとってお金の話はデリケートです。
管理されるようで嫌
老いを感じてしまう
話題にしたくない
そう感じる方も少なくありません。
そんなときに役立つのがエンディングノートです。
「もしもの時に困らないように」という形で、
年金や銀行口座などのお金の情報を自然に整理できます。
現場で感じる「もっと早くやっておけばよかった」後悔3つ
① 介護老人保健施設(老健)にいる間に検討すればいいと思っていた
「今いる場所で落ち着いてから考えればいい」と思いがちですが、
実際には老健は長くいられる場所ではありません。
👉「次はどうされますか?」
👉「施設探しは進んでいますか?」
と早い段階で確認され、想像以上に決断を急がれることもあります。
そのときになって、
👉 年金が分からない
👉 費用の上限が決められない
と慌ててしまうケースが多いです。
② 家族の気持ちがまとまらず話が進まなかった
- 本人は「まだ家に帰れる」と思っている
- 家族は「在宅は難しい」と感じている
こうしたズレがあると、
話し合い自体が止まってしまいます。
また、
- 本人は施設を希望している
- でも費用面で家族が迷っている
といったケースもあり、
お金の情報がはっきりしないことで、判断できない状況になることもあります。
③ 認知症が進んで話せなくなってしまった
「話せるうちに聞いておけばよかった」という後悔はとても多いです。
認知症が進むと、
会話や本人の希望の確認が難しくなります。
そうなると、
👉 どこで暮らしたいか
👉 お金をどう使いたいか
も分からないまま家族が決めることになります。
元気な今だからこそ、話せることがあります。
だからこそ、少し早いかなと思うタイミングでの準備が大切です。

エンディングノートを使うメリット3つ
① 自然にお金の話ができる
「通帳を見せて」と言うのは難しくても、
「こういうノートがあるみたいだよ」と伝えれば、自然に話せることもあります。
② 家族で情報を共有できる
兄弟間でのもめ事を未然に防ぐためにも、親の資産を共有するとは大切です。
情報をまとめることで、「知らなかった」を減らせます。
③ 会話のきっかけになる
まだまだ親は元気だからと、シリアスな話題は避けがちです。
シリアスな話題でも、ノートは“話すきっかけ”になるツールです。
はじめてでも使いやすいエンディングノート3選
「何を書けばいいかわからない」という場合は、
書き込み式のエンディングノートを使うと始めやすいです。
今回は書き込み式タイプを3つ紹介します。
🥇 王道・迷ったらこれ
- 情報を1冊にまとめられる設計
- 年金・口座・保険など実用項目が揃っている
- 初心者でも書きやすい
👉 「迷ったらこれ」でOK
🥈 気軽に始めたい人向け
- 書く量が少なくて続けやすい
- 「とりあえず始めたい人」向け
- 親に渡しやすい
👉 項目がシンプル
🥉 しっかり書きたい人向け
- 家族への情報を広く残せる
- 生活・医療・連絡先も整理できる
- 「きちんと準備したい人」向け
👉 情報しっかり残したい人
まとめ
親の介護費用を考えるうえで大切なのは、
早めに情報を整理しておくことです。
いきなり通帳の話をするのが難しいときは、
エンディングノートから始めてみるのがおすすめです。
「まだ早いかな」と思うタイミングが、ちょうどいい準備になることもあります。
🔗関連記事:親が心配になったときに、まず何を確認すればいいかはこちらにまとめています。


