はじめに
犬を飼っていると「もう一匹犬を迎えたいな」と思う瞬間ってありますよね。
しかし、犬の多頭飼いは楽しいだけでなく、始め方を間違えると犬同士の相性や経済的負担で大変になることもあります。
この記事では、実際に2匹の犬を育てている筆者の体験談をもとに、多頭飼いのメリット・デメリット、注意点やよくある質問をまとめました。
これから犬の多頭飼いを考えている方にとって参考になればうれしいです。

犬の多頭飼いのメリット4選
1. 犬同士の絆が深まる
我が家では、年齢差が9歳あるため一緒に遊ぶことはほとんどありません。
しかし、よくぴったりくっついて寝ていたり、お互いの体を舐め合ったりする姿が日常。
こうした光景は「多頭飼いだからこそ味わえる癒し」だと思います。
2. ビビり犬は不安が半減
新入り犬は動物病院やトリミングで緊張して震えてしまうタイプ。
でも先住犬がそばにいるだけで安心できるようで、落ち着いて受診できることも増えました。
3. 散歩のときの安心感
パグ(先住犬・11歳)は白内障が進んで視力が弱っています。
散歩中にぶつかりそうになると、新入り犬が気にかけて顔を舐めるなどのサポートをしてくれることもあり、心強い存在です。
4. シニア犬の覚醒
先住犬が9歳の時に2匹目を迎えましたが、子犬のパワーに刺激を受けて活動量が増えました。
一緒に暮らすことで「若返り効果」があったように思います。

犬の多頭飼いのデメリット4選
1. ケンカや上下関係の問題
犬同士に競争心が生まれるとトラブルになることも。
我が家では常に「先住犬ファースト」でお世話し、特別感を与えることで解決しました。
2. 経済的負担
フード代や医療費、トリミング代が2倍になります。
特に医療費は急な出費になりやすいため、ペット保険を活用すると安心です。
👉 【参考】アニコム損保「犬のペット保険」
ペット保険の体験談はこちらに紹介しています。
👉 犬のペット保険って本当に必要?加入すべき人&しなくていい人
3. 掃除の手間が増える
抜け毛も2倍。特に換毛期は大変です。
ブラッシング用具や強力な掃除機が必須アイテムになりました。
4. 飼い主の時間的負担
世話の時間は単純に増えますが、トイレトレーニングは先住犬を見て覚えることがあります。我が家の場合も2匹目は勝手に覚えていました。

実体験から学ぶ!犬の多頭飼いの始め方と注意点
性格や年齢差を考慮する
犬同士の性格やエネルギーレベルが近すぎると衝突しやすいです。
一方で、我が家のように年齢差が大きいと落ち着いた関係になりやすい傾向があります。
新しい犬を迎えるタイミング
先住犬が落ち着いた性格になってからの方が成功しやすいです。
我が家では子犬を迎えたことで先住犬が怯えることなく自然に馴染めました。
初対面は中立の場所で
自宅ではなく公園など中立の場で対面させるとスムーズです。
いきなり同じ空間で過ごさせるより、少しずつ距離を縮めるのがポイントです。
実際にあったトラブルとその解決策
- 散歩中のやきもち問題
別々に散歩していたら待機中に吠え続けてしまうため、最終的に一緒に連れて行くことで解決。 - 先住犬ファーストで解決
ゲージから出す順番や食事の用意など、必ず先住犬を優先。これで嫉妬を防げました。 - 子どもの接し方問題
子どもが新入り犬ばかりかわいがると先住犬がストレスを感じました。
飼い主が「どちらも交代でかわいがる時間」を決めて解消しました。
よくある質問(Q&A)
Q1. 多頭飼いに向いている犬種は?
社交性が高く穏やかな犬種が向いています。トイプードル、マルチーズ、パグ、ゴールデンレトリーバーなど。
Q2. 犬の年齢差はどれくらいが理想?
一般的には2〜4歳差が理想といわれています。
👉 【参考】いぬのきもちWebMAGAZINE
Q3. 共働きでも多頭飼いできる?
可能ですが、留守番サポートが必要です。ペットカメラやペットシッターを上手に活用しましょう。

まとめ
犬の多頭飼いは、癒しや絆を倍増させてくれる一方で、費用や世話の時間も倍増します。
我が家でも最初の数週間は緊張感がありましたが、今ではお互いを認め合う関係になりました。
犬 多頭飼い 始め方を成功させる秘訣は、
- 先住犬との相性を慎重に見極めること
- 家族全員で協力すること
- 経済的・時間的に無理のない範囲で始めること
これらを心がけるだけで、犬たちとの暮らしはぐっと楽しく、豊かになります。